陰として豪雨

理系浪人生の日記→理系東大生の日記

伍拾参話 数学の参考書問題集について

数学は本番大爆死してるので、参考にならないかもしれませんが、数学の参考書は結構見てきたので本番0完の男としての評価をしておきます。著者の皆さんごめんなさい。

 

 

1チャート式(赤) 評価:50/100

 

改訂版チャート式数学1+A

改訂版チャート式数学1+A

  • 発売日: 2017/01/01
  • メディア: 単行本
 

 


これは高校生の時に使ってました。特に1A2Bはきちんとやって、3は途中で挫折しました。問題数が多いとは言いますが、学校の定期テスト勉強とかでコンスタントに解く分にはそんなに負担にならないと思いますし、基本問題典型問題を一通り勉強できるので、特に独学者には良いと思います。塾とかに通っている人が使用するには、ちょっと余分な問題もある気もするので、その場合はチャートとかフォーカスゴールドとかはまあ無視してよしだと思います。

 

2文系の数学 実戦力向上編 評価:55/100

 

文系の数学 実戦力向上編 (河合塾シリーズ)

文系の数学 実戦力向上編 (河合塾シリーズ)

  • 作者:堀尾 豊孝
  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: 単行本
 

 


これは高2になる前の春休みぐらいに買いました。勉強サボりすぎて1A2Bの内容がぶっ飛んでたので一気に復習するのに使いました。問題数がそんなに多くないのと、代表的問題が網羅されているので、休み期間にざっと復習するのに良いと思います。

 

3数学重要問題集(文系) 評価:45/100

 

三訂版 実戦 数学重要問題集-数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(文系)
 

 


これも2の文系の数学とほぼ同時期にやりました。この頃は独学だったのでひたすら典型問題解いとけばどうにかなると思っていて、300問くらいを2週間かそこらで終わらせました。思えばこの頃がピークでした。なぜか1A2Bばっかりやってたけど。2とか4とかやってたので、普通にこれやる必要なかったと思います。

 

41対1対応の数学 評価:55/100

 

 


いわずと知れた大定番の問題集ですが、確か高1くらいの夏休みにひたすらやりました。これもなぜか数Ⅲでは挫折して、ひたすらファクシミリの原理とか逆手流のところばっかりやってました。しかし、同級生は数Ⅲの分野が一番良いと言ってました。1冊頑張れば2週間くらいで終わらせられますが、まあ基本的に高2くらいまでが対象年齢だと思います。

 

微積分/基礎の極意 評価:0/100

 

微積分/基礎の極意―大学への数学
 

 


これ結構世間の評価高いんですけど、僕は何に使うのかよくわかりませんでした。使い方が本当にわからない。2部では極限・微積分の重要事項のようなものが載っているのですが、単語じゃあるまいしそんなん眺めててもしゃあないやろって思ってました。

 

6やさしい理系数学 評価:30/100

 

やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

 

 


やさしくないwwwみたいな感じで有名な本書ですが、問題集として優れているかというと別にそうでもないと思います。問題もいうてそんなに難しくないです。そして、どのタイミングでやればよかったのか分かりません。2とか3を終えた後に取り組もうとしてたと記憶しているんですが、その時点では難しくてできませんでした。が、今となっては退屈な問題集に見えます。

 

プラチカ 評価:55/100

 

 


とりあえずプラチカやっとけば良いみたいなところがあります。周りでは高2の終わりくらいに多くの人が使っていた印象があります。数3プラチカは上級問題精講と8のハイ完と結構被ってる感じなので、どれかやれば良いと思います。

 

8ハイレベル数学ⅠAⅡBⅢの完全攻略 評価:60/100

 

 


いわゆるハイ完です。10の掌握の著者がハイ完の著者に教わっていたらしく、若干レイアウトが似ている感じがあります。難易度帯としてはほぼプラチカですし、分野の偏りとかもそんなにないので、どっちでも良いと思います。ただ、解説がこっちの方が好きでした。

 

9世界一わかりやすい京大の理系数学 評価:65/100

 

 


この本は序盤の記事でも紹介したような覚えがあるのですが、とにかく解説が丁寧で、発想の部分から清書の部分まで順を追って書いてくれています。塾に通って授業を受けている人にとっては、問題集の解説としてくどい感じがすると思いますが、独学で受験勉強している人にはわかりやすくて良いと思います。京大の過去問で占められているので、そこそこ難しい問題も多いですが、受験勉強しはじめの高2おわりから高3のはじめくらいの人に丁度良いと思います。

 

10入試数学の掌握 評価:60/100

 

テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編 (YELL books テーマ別演習 1)

テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編 (YELL books テーマ別演習 1)

  • 作者:近藤至徳
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


掌握は東大受験生のバイブルになりつつあります。はじめの方に著者からの脅しがあるので、高3までとっておいたのですが、結局ビビりすぎでした。プラチカとかのレベルを経ていれば特に怖気づく必要はなかったと感じます。この本は、様々な数強がべた褒めするので、数強的にはとてもとても良い本なのかもしれませんが、正直僕にはよくわかりません。それでも、赤掌握を一通りやった後はなぜか数学ができるような感じがしていました。実際、現役時の秋模試はオープン実戦ともに数学まあまあ出来ていたので、夏に取り組んだ掌握のおかげだったのかもしれません。ただ、たまにもっと簡単に解けるやん!みたいな問題があります。

 

11オリジナル・スタンダード 評価:50/100

 

オリジナル・スタンダード数学演習3受験編

オリジナル・スタンダード数学演習3受験編

 

 


いっぱい問題が載っているので、類題を探すのに便利です。それだけです。これをひたすらやる馬鹿はいないと思います。知らんけど。

 

12合格る計算 評価:30/100

 

合格る計算 数学III (シグマベスト)

合格る計算 数学III (シグマベスト)

  • 作者:広瀬 和之
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


内容・コンセプトは良いと思います。僕は怠惰が過ぎて3章くらいで辞めました。これを続けられる人は偉いし、受かると思います。問題が単調過ぎてつまらないです。そういう練習をしようという問題集なので。

 

13数Ⅲの積分計算が面白いほどわかる本 評価:45/100

 

数IIIの積分計算が面白いほどわかる本

数IIIの積分計算が面白いほどわかる本

  • 作者:池谷 哲
  • 発売日: 2016/12/16
  • メディア: 単行本
 

 


これは、高2生がはじめに数Ⅲ積分への苦手意識をなくすのに良いと思います。問題集というか、積分計算はとは何かということの解説書です。僕は高3のときに買ったのですが、まあ遅すぎました。その時からすると簡単すぎるというか、本当にはじめのはじめ初歩の初歩の子がやるものだと思います。