陰として豪雨

理系浪人生の日記→理系東大生の日記

漆拾話 モラトリアムの終わりの始まり

半年ぶりの投稿です。特に勉強してないので勉強記録が書けませんでした。

早くも前期教養1年半を過ごし何やかんやで進振りを終えました。3年からは工学部に進学する予定です。ダイジェスト版進振り(進学選択)の経過を書いときます。

1S:
当然四月病なのでパンパンに授業入れるもオンライン授業で見なくなり、Sセメの線型微積ともに可をとってしまう。基礎統計も撤退。この時点で行けるとこいければいいかなくらいの気持ちになってしまった。医進とか理情の線はなくなったかな。基本平均点80ないくらいだったと思います。

1A:
夏休みに虚無の時間を過ごし、Aセメからは頑張ろうと決意するも、やはりオンライン授業は出なくなりますね。微積とかほぼ授業聞いてませんでした。画面に板書とかされても小さくて見にくいし。しかしSセメの反省を生かし、試験勉強はちゃんとして行ったので、微積も線形も良をもらえました。総合科目とか英語とかのおかげでトータル基本平均点80くらいを維持できました。

2S:
正直点数を底上げにかかりました。というのも工学部とかで必要になりそうな数学系の科目を避け(点取れないので)自分の得意なフィールドで戦いました。結果基本平均点82くらいになりました。ちなみに周りの体感の底点は
 理情>>電情>計数>理物>=機情>物工>理数......
って感じです。正確なデータじゃないしサンプル数が各学科1とかなので何の意味もなくてすみません。でも理情と電情が高いのは間違いないです。あと多分天文とかもかなり高いんですが、知り合い全くいないのでわかりません。

進振り先の選択:
大学入ってからの数学物理化学生物いずれもそんなに面白くなくて、得意でもなくて、理系進んでもいいのかまあまあ悩みました。数学から逃げたいがために法学部とかも普通に考えました。でも法律の勉強がすごい好きかと言われると、そうでもないなと。経済はなんでかわからないんですけど全然興味がないんですよね。唯一と言っていいレベルで分野自体に興味が湧かない。単純にどんな学問分野か知らないだけのような気もしますが。文学部に行くほどの勇気も覚悟もなく。結局工学部というアンパイ(なのか?)を切ったのかなと今となっては思います。理学部を選ばなかったのも、なんというか日和ってる感じがしますよね。

 

そんな感じでぬるっと工学部に進学したんですが、当然のように理数系の科目しかなくて泣いています。工学部はどこもそうだと思うんですが、微分方程式とか線形代数とかが常に登場します。あとFourier変換とかLaplace変換とかをバリバリと使っていきます。そう、使っていくんですね。教養の数学ってなんか滔滔と理論を垂れ流されて、訳わかんないまま進んでいくんですが、工学部の数学はむしろその操作大丈夫なんですかみたいな操作を軽くやっていきます。まあその方が嬉しいです。

進振りに参加した感想としては、世間で言われているほどの点取り競争ではないかなという印象です。非理3からの医学部進学以外は基本的に無理ではない難易度かなと思います。ただし、必修科目の教員によって点数を取る難易度がかなり異なるので、その点は運ゲーかなとは。ただ、当たった全教員が成績評価厳しいってことはそうそうないので、全体としては公平さを失ってない気がします。特に東大入試を突破しているということは、数学か英語がそこそこできるはずなので、数理系必須か語学系の必修で(1Sからちゃんと)頑張れば基本平均点80から85くらいのレンジ、工学部平均なら7から8くらいは現実的なところかと思われます。とにかく、可を取らずにコンスタントに70点以上をとることと、得意科目を狙って90点近く稼ぐということが大切です。