陰として豪雨

理系浪人生の日記→理系東大生の日記

参拾漆話 得意淡然失意泰然

今週は全然ダメでした。浪人してから一番ダメな一週間を過ごしました。
なんというか、焦りのせいなのか、なにもかもうまくいかないような感覚があって、ずっと萎えてました。
自分でつけた学習の優先順位が本当に正しいのか不安で、化学の勉強をしているときに数学のことが気になったり、英語の特定の事項、本当に狭い範囲の知識に固執してしまったり、だんだん受験生らしい顔つきになってきた気がします。

今日こそは、と勉強の予定を立てても、全く身が入らず、ずっとぼやぼやした思考状態でうろついてます。

そういえば、もうすぐアメリカでは大統領選挙ですが、日本ではしれーっと総理大臣が変わりましたね。令和おじさんはスガノミクスとか押し出さないんですかね。
就任早々日本学術会議の任命拒否したりしててアツい男だなあと思いました。どういう意図なんでしょうね。慣例上全員承認してきた105人の推薦リストから6人だけを除外したのに理由の説明が一切ないあげく、今度はリスト見ていないとか言いはじめちゃってるし。

そもそも任命権者の総理の判断ゆえに正当化されるということは、総理自身がその是非を判断する見識を持ち合わせていたということなんでしょうけど、彼に総合的俯瞰的に複数領域の学者の能力を測れるんですかね。法政大学法学部ではそのような幅広い見識を身につけられるんですね。

一部では日本学術会議自体が腐敗した組織であるという旨の指摘もあるようですが、それは6人を除外することとは何ら関係ないですよね。それは6人の除外の正当化にはならない。

まあ総理が主体的にそんな火種をこのタイミングで作りに来るとは思えないので、どこかの忖度でこんなことになってるんだとは思いますが、余計なことをいう人も出てきて大変ですね。総裁選に名乗りをあげてたアノ人とか。政府がなにも訊かないのに答申がないことを問題視するとか脳みそ足りてないんですかね。それとも単に機能していないことを指摘したいんですかね。もしそうなら、他の活動を引き合いに出されたらすぐに負けますよね。やっぱり脳みそ足りてないんですね。

日本の政治ってなんでこんなに学問世界に厳しい(ようにみえる)んでしょうね。研究力低下とか人材教育の後進とかを問題視する割に、全然お金投じませんよね。印象としては結構研究機関への投資とか多いイメージなんですが、海外とかと比較するとあんまり投資水準高くないんだなと実感します。まあお金ないですからね。

中国への人材技術流出を心配している睡眠障害のアノ人もいますけど、日本から何も流れ出さなくとも最早研究力では中国にまともに太刀打ちできないということに気づくべきなのでは。個別分野で世界の最先端を走ることはできるでしょうが、総合的科学技術立国日本はもはや斜陽てか日没後なんですし。iPS研の山中教授への助成打ち切った国があるようなのでその国ではもはや個別分野も沈んでいきそうですがね。

ともかく、なんでもかんでも産業の需要とか言ってるからどんどん終わってくんでしょうね。日本の財政にそんな余裕ないなら仕方のないことでしょうが。アベノミクスの第3の矢とアベノマスクの第4の業者は一体どうなってるんですかね。カミオカンデを建設した日本はどこへ行ってしまったのか。サービスデザイン推進協議会に渡った20億はどこへ行ってしまったのか。

こんな風に国を憂いながらも一日中勉強をしない浪人生が一番脳みそ足りてないんですけどね。