陰として豪雨

理系浪人生の日記→理系東大生の日記

肆拾伍話 俺は一浪目無職

共通テスト一ヶ月前という事実に鳥肌が立ちます。20年近く生きてきてこんなに自分の行く先が案じられるような状況は初めてかもしれません。はっきりと大学を選んで浪人した人の気持ちとは違って、そうせざるを得なかったから浪人した人間としては、モラトリアム延長しすぎている(あるいはさらに延長)のではないか、甘えなのではないかという気持ちもあります。

そしてそろそろ浪人生という窮屈さに飽きてきました。浪人が異常に自由な身分とはいえ、流石にある程度の自制は求められるので、最近はアニメ漫画の類にはほとんど接していません。コロナ禍で旅行や遠出なども憚られ、これらがほとんど唯一の楽しみとなっているので、どうしても読みたいという欲求に抗うのが大変です。

そして結局読んでしまいます。

漫画と言えば、中二病なので二つ名「○○の××」とか「第n△△」とか、組織名とかが結構好きなのですが、そういうのを探してみると「激熱」ってなるのが案外見つからないものです。字面だけだとめちゃくちゃかっこいいけど物語上はそんなに…みたいなケースも多いですし。

たとえば、ワンピースのありしの王下七武海とかは名前はかっこいいんですけど、構成員はいまいち華がない感じがします。ただこの「数字×人」は大物感を演出するのにとても有用なんでしょうね。いろいろ思いうかびます。護廷十三隊、十師族、セプター4、十二支ん、十二鬼月、オクタグラム、七魔皇老とかとか。僕が一番熱いと思っているのは、東京レイヴンズ十二神将なんですが、2期やらないのかな。あとキャラ個人に数字が冠されているのもけっこうありますね。第七階梯、レベル5、第nの使徒、戦闘力58万、ハッチャンなどなど。n代目火影とかもありますね。技に数字が入っている系もあります。鬼滅のnの型とか、炎炎の紅丸のnの型とか、リボーンの山本のnの型とか。ネジの八卦六十四掌とガイの八門遁甲とかカッコよすぎですよ。36連釘パンチは微妙ですけどね。

キャラにオーダーをあたえると話の展開もしやすいのだと思いますが、一方で数値を客観値として与えるとインフレして良くない感じがします。そもそも、数値をあたえることよりも小さい数のナンバリングのほうが、連続的ではなく離散的であるという点で別格という印象を与えやすいと思いますがどうなんでしょう。ドラゴンボールの戦闘力、ワンピースの手配書の懸賞金、トリコの捕獲レベル、どれも物語の進行につれてよくわかんない指標になってきたと思います。唯一懸賞金は戦闘力とは独立した価値指標なので、尺度として適切な感じもしますが、ワンピースの世界の物価よくわからないので実質的に戦闘力58万と同じなのではないでしょうか。

最近はラノベ原作のクソつまらない作品とかでも2期3期とかやってますが、原作未完とかで1期が終わって2期やってない作品のなんと多いことか。東京レイヴンズ神様ドォルズは是非2期やってほしいなあ。あと少女漫画原作の君に届けとか好きって言いなよとかも2期やってください。あとバックトゥザフューチャー4期やってください。

そう考えてると読み返したい見返したい作品のなんと多いことか。アニメ漫画文化が日本に根付いていることは素晴らしいね。海外のことあんまりしらんけど。

 

そういえば、東大オープンの速報値が返ってきました。

国語 50/80
数学 60/120
物理 20/60
化学 20/60
英語 50/120
判定 A

英語がとても悪かったわりに数学がまあまあだったのでギリギリのA判定となりました。化学が感触よりも悪かったのがショックでした。結局合否は理科にかかっているんだなということを再認識しました。

河合の通期授業も終わり、冬期直前講習以外はもうすべて自習となります。ここで自分を律せずんば浪人生にあらず、という気もしますが、最も真面目な浪人生が自分で勉強できる(反語)のような気もします。授業がなくなってわずか一週間目ですでに堕落への道を歩んでいます。アウグスティヌスです。

とにかく共通テストまでに物理化学をどげんかせんといかんと思います。一年間同じことずっと言ってるけど。