陰として豪雨

理系浪人生の日記→理系東大生の日記

弐拾壱話 本当に何が面白いのかわかりません

コロナ増えすぎて恐ろしいです。来年大学は入れたとしてまともな大学生活おくれるのでしょうか。

化学ができなさすぎて泣いています。基本的な知識は頭に入れているはずなのに、いつも微妙な点数しかとれません。そもそも問題が解き終わらないのです。理論化学では、気体や種種の平衡の問題で計算が出るとペンが止まり、有機化学でも構造決定の沼にはまってしまって大惨事を招くことが頻繁に起こります。やっぱり演習量が足りないのでしょうかね……

化学の勉強は、ほとんど定性的な理解が主軸で、したがって暗記することが多いんだと思っているのですが、実際に問題を解く際には定量的な結果を導く作業が多い気がして、いまいち教科書・参考書などでの学習と問題演習が結びつかない感覚があります。物理なら、理論の学習の過程で定量的な結果を求めることが多く、問題を解くことと理論の学習の間にそれほど大きなギャップは感じないのですが、化学はなんとなく機械的に解いてしまいます。

化学が面白いという人はたくさん見たことがあるのですが、本当に何が面白いのか分かりません。数学や物理は、理論定理の学習を(もちろんすべての問題がそうではありませんが)問題解決の段階で後追いしたり、具体化したりする面白さがあるような気がするのですが、化学は「テスト」という感じが強くないですかね。

いまさら化学受験をやめることはできるはずがないのですが、どうしたらもっと楽しく化学が勉強できるのか、そしてそもそも解けるようになるのかということを模索しています。